ブックタイトルKentaiNEWSvol209

概要

KentaiNEWSvol209

――指導者になろうと思ったきっかけについて教えてください。現在の長距離界では、外国人選手の強さが目立ち、日本人選手がなかなか勝てない時代がきています。以前なら、世界では勝てなくてもアジアでは勝てていましたが、現在ではアジアで勝つことも難しくなってきています。私も現役時代は世界レベルで競技を行ってきましたが、十分闘えるようになった時期にアキレス腱を断裂し2回の手術をしました。そのような状態でしたが、苦労しながらも世界選手権やアジア大会、日本選手権にも出場しタイトルを獲得してきました。しかしながら、唯一出場できなかったのがオリンピックでした。故障が回復せず、代表入りを果たせなかったことも理由のひとつです。現役時代の後半は足の痛みに悩まされる日々が多く、陸上競技があまり好きになれない思いから、いったん競技から距離を置いたこともありました。そのような経験から、今の若い選手たちには、自分と同じ苦労をさせたくないという思いと、自分が成し遂げることができなかったオリンピックでの金メダルを獲らせてあげたいという思いが強くなったことがきっかけです。――指導者になろうと思ったきっかけについて教えてください。現在の長距離界では、外国人選手の強さが目立ち、日本人選手がなかなか勝てない時代がきています。以前なら、世界では勝てなくてもアジアでは勝てていましたが、現在ではアジアで勝つことも難しくなってきています。私も現役時代は世界レベルで競技を行ってきましたが、十分戦えるようになった時期にアキレス腱を断裂し2回の手術をしました。そのような状態でしたが、苦労しながらも世界選手権やアジア大会、日本選手権にも出場しタイトルを獲得してきました。しかしながら、唯一出場できなかったのがオリンピックでした。故障が回復せず、代表入りを果たせなかったことも理由のひとつです。現役時代の後半は脚の痛みに悩まされる日々が多く、陸上競技があまり好きになれない思いから、いったん競技から距離を置いたこともありました。そのような経験から、今の若い選手たちには、自分と同じ苦労をさせたくないという思いと、自分が成し遂げることができなかったオリンピックでの金メダルを獲らせてあげたいという思いが強くなったことがきっかけです。Challenger ~勝利への挑戦~ランニングコーチ[勝利への挑戦/チャレンジャーインタビュー]高尾憲司K e n j iT a k a o自分自身の進化が選手の進化に繋がる04