ブックタイトルKentaiNEWSvol209

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概要

KentaiNEWSvol209

するののvol.108~勝利への挑戦~――女子野球ワールドカップ4連覇おめでとうございます。優勝した瞬間はいかがでしたか?いちばんは嬉しいという気持ちです。それと同時に、安心感もありました。これまでに3連覇していたので、今大会も皆さんから優勝を期待されていました。大きな期待のなかで試合に臨むのはすごいプレッシャーだったので、優勝できて本当に良かったです。――日本女子チームの強さの秘密は何でしょうか?試合前に、対戦相手のビデオを見てしっかり研究し対策をとっていたこと。日本らしい緻密でつなぐ野球を一人ひとりが徹底し、戦い方を選手全員が理解していたこと。そこが、プレッシャーに負けなかった理由であり、皆がお互いを理解できていたところが日本チームの強さの秘密だったと思います。――代表チームでの六角選手のポジションは?サードを守っています。このポジションは強烈な打球が飛んでくることが多いため、反射神経や打球を恐れない強い気持ちが必要になります。また、ピッチャーへの声掛けはもちろん、ボールを呼んだり、アウトカウントを確認したり、誰よりも元気を出して内野守備陣を盛り上げる役割もあります。今大会は、副キャプテンとして、新メンバーや年長の選手たちをまとめる役割も担いました。――野球をはじめたきっかけは?野球をしていた兄からの影響もありますが、同学年の友達に誘われたのがいちばんのきっかけです。当時は、私以外の女子はいなくて、男子のなかでやっていました。――普段の練習で常に心がけていることはありますか?練習の意味を理解することです。何のための練習なのか、この練習が試合の何に役立つのか。このように考えながら練習に取り組むことが大切です。意味を理解せずにやることは時間の無駄です。また、練習のときから自分にプレッシャーをかけてプレーすることも意識しています。「ここでヒットを打たなければ負けてしまう」、「この打球を捕球できなければ負けてしまう」、そういったプレッシャーを常にかけていかないと、実際にそのような場面になったときに力が発揮できません。どんな場面でも自信をもってプレーできるよう普段からプレッシャーをかけながら練習に取り組むことを心がけています。――団体競技でプレーするうえで心がけていることはありますか?団体競技ではお互いのコミュニケーションがすごく大事であり、自分の考えを伝えることと相手の考えをしっかりと理解することが大切です。チーム内では、選手間の話し合いの場をできるだけ多く設けるようにし、全員の意思を統一しています。1991年10月24日生出身地:茨城理学療法士/女子野球日本代表副主将(2014年)主な経歴・タイトル2010年女子野球W杯MVP・首位打者2012年女子野球W杯最優秀守備選手賞2014年女子野球W杯4連覇六角彩子(ろっかくあやこ)10